熊本土産のからし蓮根など、素材にこだわった郷土の味を販売しています。
ふくとく大成株式会社


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郷土の味、新旧揃う。

新郷土料理ちくわサラダ

 いよいよ2018年も終わりに近づき、新しい年がやってきます。1年の終わりと始まりを、大切な人たちと一緒に迎えられるのはとても幸せなことですよね。慣れ親しんだ我が家や実家で、皆でわいわいと食卓を囲むひと時は、何にも代えがたい時間。さて、そろそろ年末年始の食卓に並べたいご馳走を探す季節がやってきました。
 今回の「ふくたび」では、近頃全国的にも注目を集めている「サラダちくわ」のちくわを求めて、製造工場のある上天草市を訪れてきました。熊本の伝統の味「旭巻」や熊本県民にはお馴染みの「からし蓮根」、そして「ふくとく」オリジナルの「〆蒲」とともに、新旧の郷土の味を食べ比べてみてください。

ぷんぷんに膨れ磯の薫りが満ちていく

天草ちくわが焼きあがる

 新天草1号橋「天城橋(てんじょうきょう)」の開通により、上天草市へのアクセスはさらにスムーズになっています。その日はいかにも秋らしい、抜けるような青空。びゅうと吹く心地いい海風を体中に取りいれたくて、スライドドアを全開に。静かな海が秋の光に照らされ、いつもより透きとおって見えました。
 天城橋を降りてすぐ、上天草市の玄関口でもある『ヒライ』を訪れました。

おべんとうのヒライ 大矢野店

焼きたてちくわ工房「ふくとく」

味の決め手は、美味しい“すり”をつくること。“すり”はその日の温度によって微妙に配合を変えるそう。

 最初の目的地は、店内の一角にある「ちくわ工房 ふくとく」です。朝8時30分からスタートするちくわづくりは、独特の緊張感に包まれています。そこで私たちは、機械を駆使しつつ、人の手や人の目、感覚を大事にする職人さんの姿を目にしました。

焼きたてのちくわ

ちなみにこの焼き色は、焼き工程の最後で一気に色づくのです(!)。赤酒を入れることで、おなじみの茶色になると教えてくれました。

焼きたてちくわ工房「ふくとく」

 作業がひと段落した後、「毎日作っていても難しいんですよね」と優しい笑顔で答えてくれたのが田嶋さん。焼きたてを手渡してくれました。生まれたばかりのちくわはまだやわらかく、ふにゃりとして、熱々! 急いで口のなかに放り込み、その美味しさをかみしめました。

店頭に並んだ天草ちくわ

ちくわ工房ふくとくの皆さん

維和島(いわじま)で
日本一早いサラ玉を味わう。

 続いて、「西大維橋」と「東大維橋」の2つの橋をわたって維和島(いわじま)へ。維和島は天草四郎生誕の地とも言われていて、古墳群や絶景が点在するのどかな島です。
車を走らせていると、畑仕事に精を出すおばあちゃんたちの姿を発見。ちょっと立ち寄ることにしました。

サラ玉畑とおばあちゃん

サラ玉畑とおばあちゃん

 おばあちゃんたちが作っていたのは、超極早生の「サラダたまねぎ」。ここで作られる玉ねぎは年明けには収穫が始まるそうで、ちょうど苗付けを行なっていたところでした。
「維和(いわ)の玉ねぎはやわらかくて甘かよ」とにっこり。おだやかな島の日常を目に焼きつけ、島をあとにしました。

西村さんとサラ玉畑の皆さん

ちくわ工房の職人でもある西村さん(左の写真の前列一番左)。維和島に住む西村さんご夫妻が手がける畑を、島のおばあちゃんたちがお手伝いしています。80歳をゆうに超えるおばあちゃんたちは、背筋もシャンとして超元気。すごい!


西村さんのサラ玉

西村さんのサラダ玉ねぎ。前回収穫したものを特別にいただきました。貯蔵分とは思えない苦みなどもない生で食べておいしい玉ねぎでした。

どこか懐かしい景色が交差する

新茶

豊かな漁場に育まれた上天草市は魚介類の宝庫。

 小さな島のあたたかい出会いに感謝しながら、海岸線をゆっくりドライブ。だんだん冷たくなってきた海風を頬にうけていると、ふと、日頃の疲れが吹き飛んでいることに気づきます。

天草の海

天草海岸線の標識

熊本市街から1時間ちょっとで来られる手軽さが上天草の魅力です。

 車を走らせること40分。少し長めのドライブを終えると、姫戸に到着しました。やってきたのは、蟹料理で有名な「甲ら家」です。ゆで蟹、釜飯、味噌汁…まさに蟹三昧の贅沢さをかみしめながら、はるばる遠い町に来たような、そんな非日常的な情感を堪能するのでした。

渡り蟹の味噌汁と釜飯

蟹のランチには渡り蟹の他に味噌汁、釜飯と蟹づくし。

茹でた渡り蟹

茹でた渡り蟹は身がしっかりと詰まって蟹の美味しさをしっかりと堪能できます。

不知火海を一望できるお宿「甲ら家」では、一年中新鮮な渡り蟹を堪能できます。日帰り利用のお食事のほか、立ち寄り湯の利用も可能。
潮の香る宿 甲ら家(0969-58-3111)

 あとは思いつくまま、気のむくまま。のんびりドライブをしながら市内へ戻ることにしました。旅の途中で目にしたもの。松島町の「龍の足湯」でいつまでも足湯遊びをする近所の子どもたち。防波堤で釣り竿をたらす釣り人のおじいさん。どこかしこに残る、天草四郎の静かな足跡。次回はぜひ泊まってみたい、ユニークなトレーラーハウスも発見しました。

姫戸の風景

足湯で遊ぶ子供たち

グランピング施設

マリーナ「フィッシャリーズ フィッシャリーズ」内に、2018年10月にオープンしたトレーラーハウス。気軽にアウトドア気分が味わえます。全天候型テラスでBBQができたり、ステーキハウスで食事も楽しめます。
マリーナFranpingVillage天草(0964-56-1339)

そして旅の終わり。ふと後ろを振り返ると、海に沈みゆく夕日と港のコントラストが1枚の絵のようで。しばらく時間を忘れて見入ってしまったのでした。

取材・写真・文 福永あずさ

 

九州地図

□ 車でお越しの場合
 九州自動車道松橋ICから国道266号を
 天草方面へ約1時間

□ バスでお越しの場合
 JR三角駅から九州産交バス
 松島行きで15分
 熊本交通センターから
 九州産交バス本渡行き快速バスで
 約1時間20分
 本渡バスセンター 
 電話番号0969-22-5234

□ JRでお越しの場合
 JR熊本駅(JR九州)から
 JR三角線に乗り換え、三角駅下車
 JR三角駅 電話番号0964-52-2711

□ 飛行機でお越しの場合
 天草空港から国道324号を熊本方面へ
 約1時間30分
 阿蘇くまもと空港から国道57号、
 国道266号を
 天草方面へ約2時間

天草の夕日

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